官房長の日記帳

官房長の日常を綴りつつ、趣味の旅とグルメのお話をします。

長崎一人旅

こんにちは。昨日のうちに投稿しようと思っていたのですが、書こう書こうと思いながらも(やること言えば相棒を見るぐらいのくせに)後回しにしていると1日が過ぎてしまいました。

さて、前回の最後にも言いましたが、直近の旅行で訪れたのは長崎でございます。直近と言っても既に一ヶ月半ほど経過していますが。タイトルの通り一人旅でした。フラフラ旅行することは少なくありませんが、最初から最後まで一人でなおかつ宿泊を伴う旅行は初めてでした。敬体で旅行記を書くのは不慣れで違和感があるので、ここからは文体を変えます。

3/25
早朝に自宅を出て、新大阪から新幹線みずほ号に乗る。乗客は減っているかと思っていたがそんなことはなく、出張のサラリーマンが多かった。隣に座っていたおっさんは出張で新幹線慣れしている風である。自分は旅行趣味と言ってもなかなか新幹線には乗らないから意味もなく嬉しくなってしまう。おっさんは広島で降り、博多を出ると人はめっきり減った。車内では暇だったので宿題をしたが、結局その宿題は今日に至っても未だ提出する機会がないまま家で眠っている。

博多の次の新鳥栖で降り、在来線の特急かもめ号に乗り換える。新幹線の駅舎は立派であるが、残念ながら人気の少ない所である。かもめ号は車体を揺らしながら快走するが、肥前山口を出て単線区間に入るとやはりスピードを落としてしまった。しかし車窓は海苔養殖の筏の浮かぶ穏やかな有明海と咲き誇る菜の花、春の盛りである。この長崎本線は中2の鉄研旅行でも通ったはずであるが、海が見えたことも覚えていなかった。鉄研旅行のようなタイトな旅行では、後になるほど疲れと眠気が増し、感性が鈍っていくのだ。結局今回も途中で寝落ちしてしまったが。諫早で起き、トンネルのばかりの区間を抜けて、終点長崎に到着。長崎新幹線開業に向けて工事の真っ最中である。

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長崎駅前から崇福寺ゆきの路面電車に乗り、終点で降りて予約していた店に向かう。ちょうど昼飯時である。ジャンルで言うと海鮮を中心とした日本料理の店であるが、リサーチしている時から想定はしていたものの、店の雰囲気と店主のクセが強すぎた。どのぐらいクセが強いかと言うと、ここに店名を書くのを控えておこうと思う程度には、である。しかし、堅物に見えた大将は優しく、ごはんも大将のこだわりの分美味しかった。どうやら大将も自分と同じく旅が趣味らしく、日本を出てついには東南アジアの鉄道を乗り回していたらしい。やはりクセが強かった。決して悪い意味ではなく。

昼食を終えると今度は市電で大浦天主堂に向かう。大浦天主堂の電停で降りるとホテルや中華料理屋の巨大なビルがそびえている。坂を登ると立派な天主堂が目に入ってくる。長崎の宝と呼ばれるだけのものである。荘厳かつ秀麗な建築を楽しんで、その歴史を知ると、歩いてグラバー園に向かう。長崎の二大観光地は隣接しているのである。

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グラバー園に入るなりエスカレーターで高台に上がらなければならないようだ。エスカレーターに乗っている途中、不可抗力のもとスタッフの方に記念撮影をされてしまった。エスカレーターを降りた所で先程撮られた写真を買うことができるシステムになっていた。若干高かったので写真を買うのは見送った。今回は小さなカバン1つでやって来たの身軽であるが、お財布事情は(飯代のおかげで)厳しいのである。園内でいちばん高い所からは港を一望できる。様々な建築物が敷地内の各所にあるので一つひとつ見て回ったが、結構時間がかかった。肝心のグラバー邸は鋭意工事中であった。建物そのものより、園内の雰囲気がかつて訪れた愛知県犬山の明治村に似ていることに懐かしさを覚えてしまった。



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メジャーな観光地を訪問したので、もう後の行程は適当である。ここから市電で崇福寺に戻り、歩いて先程の店で大将におすすめされた風頭公園というところに向かう。

長くなったのでここで一旦切る。 続