官房長の日記帳

官房長の日常を綴りつつ、趣味の旅とグルメのお話をします。

長崎旅行記・続編

さて、崇福寺電停で降りておすすめされた風頭公園へ。調べてみると徒歩20分程度なので潔く歩いていくことにした。しかしこの安易な判断のおかげで痛い目に合った。

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途中特徴的な赤い門があったが、これが電停の名前にもなっている崇福寺だったようだ。中2の鉄研旅行で訪れた時は「正覚寺下」電停だったのだが、名称を変更したようだ。

 

公園は風頭山の山頂にある。細い急な坂を登る。頭を真っ白にして一心で登っていたが…気づけば墓地の中にいた。見渡す限りの墓である。大将は途中お墓のある所も通るとは言っていたが、こんな広大な墓地とは聞いていない。墓地にはあまり長居したくないので急いで階段を登りきりたいところだが、なかなか頂上にはたどり着かない。斜面にあるから開けた明るい墓地ではあるが、人は少なくやはり寂しさを感じる。ときどき階段に座って休む。墓地を脱出しても公園までもうしばらく歩かなければいけなかった。ごく普通の住宅地の中を突き進んでやっと公園の南端に着いた。そこから北上して、展望台で休む。

 

想定以上に体力を消耗してしまった。わざわざ登って来たのだからすぐには下りたくなかったのでしばらくだらける。旅先でわざわざだらだらするのも変だが、悪くない。空はまだ青かったが、夜景が見られる時間までいようかと思って粘る。四方を見渡すと斜面にへばりつくように家が密集している。やがて日が傾き空は黄昏の色になる。f:id:kanbocho:20200511201001j:image

ところで、旅行に出る前に父から「長崎の人はリンガーハットのちゃんぽんがいちばん美味しいと言う」と聞かされたのだが、展望台で会ったサイクリング中の女性にも、リンガーハットをおすすめされてしまった。ガイドブックではちゃんぽんのためにわざわざ見開き1ページも使われていたのだが。

 

夕方まで粘ったが、暗くなってから急な坂を下りるのは心もとないので、結局公園を出ることにした。
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満開の桜を見て、一気に階段を下りていく。途中亀山社中記念館があったが、既に閉館していた。ちゃんとリサーチしておけばよかった。
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風情ある街並みである。途中に小さな墓地があった。多分これが大将の言っていたものだろう。行きは変わったコースで来てしまったのだ。長崎駅からバスも出ていたらしい。

 

市街地に戻ると、最後の観光スポットに向かう。
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この眼鏡橋(眼鏡橋という名前は無論橋の形状に由来するものだが)、何気ないが歴史あるものらしい。と言っても橋なので見物人でごった返すなんてことはなくひっそりしている。

 

さて、その後市電で新地中華街に向かう。中華街も観光スポットにあたるのかもしれないが。食事や買い物の予定はないので今回は雰囲気だけ見ておく。
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華やかではあるが、観光客が減ったからか閑散としており活気はなかった。f:id:kanbocho:20200511212628j:image

中華料理ではないが、名物で小腹を満たす。中華街近くにある岩崎本舗角煮まんじゅうである。

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最早名物ですらないが、定番のライスバーガー海老天も食べる。

長崎駅に戻って、魚も食べたかったので軽く鯛茶漬けも頂いた。
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※暴飲暴食しているように見えますが量は少ないです。

駅前のコンビニでおやつのハーゲンダッツのグリーンティーを買い込んで、ようやくホテルに到着。稲佐山から夜景を見る予定だったが、結局行かなかった。ロープウェイに乗らなかったから料金が浮いてなおかつ大量のカップルも見ずに済んだ、と思っておこう。普通のシングルルームが満室でプレミアムルームに泊まることになっている。部屋の広さもベッドの大きさも全く同じなようで、どこがどうプレミアムなのかはよくわからなかったが。早く寝るつもりだったが、夜遅くになってしまった。旅行では早くに目が覚めてしまうから早めに寝た方がいい。ゆったりしたりあくせくしたり、なかなか落ち着かない1日だった。  続