官房長の日記帳

官房長の日常を綴りつつ、趣味の旅とグルメのお話をします。

長崎旅行記・長崎脱出編

 

さて、ホテルで就寝したもののなかなか寝付けず、おまけに午前4時頃から断続的に目が覚めてしまった。

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若干ぼやけているがホテルの窓から見えた斜面にへばりつく建物に勝手に長崎を感じた。


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7時前に長崎駅に行き、通勤通学の客を吐き出して折り返す普通列車鳥栖ゆきに乗り込む。


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ちなみにホームから見えたこの車両は長崎新幹線ではない。在来線特急である。

 

切り離しをして両数が減ったものの、来たときよりも空いている。それでも発車する頃には立ち客が出る程度にはなった。トンネルの多い新線を経由する。


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単線区間なので市布駅で対抗列車と行き違いをする。レトロな車両である。佐世保から来たようだ。

 

旧線と合流する喜々津で10分程停車し、諫早に到着。途中駅で拾った学生たちを含め多くの乗客がここて降りる。新幹線も乗り入れる予定の大きな駅舎の端っこにある小さな島原鉄道のホームに向かう。

 

黄色い1両のディーゼル車に乗る。ボックスシートになっており、隣のボックスに座っていたスーツ姿の女性はパソコンを広げていたが、すぐに混んできて閉じる羽目になっていた。通路にも客が密集していたが、次の本諫早で先の女性含めほとんど全員が降りてしまった。

 

車窓はだいたい畑でときどき海が見える。夜にしっかり眠れなかったから寝ようかとも思ったが、1時間に満たない乗車でしかもローカル線であるから、寝過ごしたときの代償は大きい。結局寝ずにぼんやりしていた。

 

比良駅(たいらと読む)で降り、徒歩でフェリーの乗り場へ向かう。雲仙市の外れの街だが、国道沿いに郵便局があり生活感がある。

 

ここから熊本県の長洲まで有明フェリーに乗る。長崎県から熊本県へのフェリーの航路の中では最短らしい。旅客よりも車の航送がメインなのかターミナルには車が多く、歩行者は車に紛れて乗り場に行かないといけない。

 

時間もあまりないので人のいない待合室を抜け、薄暗いタラップの入口の券売機で切符を買ってそそくさと乗り込んだ。ちなみに今日の行程では博多からの切符しか事前購入していないので、他の交通機関の切符は全て現地で買うことになっている。



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発着地がマイナーなところだから人は乗っているだろうかと思っていたが、それなりに客はいる。ここでも寝ようかと思ったが、結局起きて船室の外に出たりしていた。

 

長洲で降りて、また車の間を縫ってターミナルを出る。ここから南荒尾駅までバスに乗るつもりだったが、ぱらぱらと小雨が降ってきた。バス停はターミナルから少し離れており、屋根もなくベンチの隣に札が立っているだけである。待ち時間が長いので、もう駅まで歩いて行くことにした。

 

途中スーパーの他にも大型の店が並ぶ大通りに出たが、そこから外れて田んぼの中の細い道を進むと、駅につながる通りに出た。


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一時期は特急の発着駅にもなっていて、立派な駅舎ではあるが、周りには何もない。f:id:kanbocho:20200516195759j:image

金魚のまちらしいが、養殖池などは目につかなかった。グーグルマップを見てみると確かに池は多かったが養殖池なのかはわからない。


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列車の発車時刻が近づくとホームに人が立ち始める。ここから普通列車鳥栖ゆきで3駅先の大牟田に向かう。

 

大牟田西日本鉄道、通称西鉄に乗り換える。切符売場はごった返してたが、ホームは狭く、両数が多いので車内は空いていた。
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乗車したのは特急福岡・天神ゆき。隣の新栄町駅を出ると西鉄柳川まで無停車で、非常に速かった。古そうな車両がよく揺れるので余計そう思わせられる。

 

こぎれいな駅舎の柳川で降りて、舟下りの乗船場に向かう。駅から徒歩ですぐの水郷柳川観光さんの乗り場に到着。手続きを済ませると天気が悪いとのことでカッパを渡された。

書いているとお腹が減ってきたので、今日はここまで。 続